2016/12/28

Apple TV(第2世代):2ファクタ認証でもホームシェアリングが再び可能に?

Apple IDを2ファクタ認証にしてから、Apple TV(第2世代)にApple IDでログインできなくなってブンチン化してた。久しぶりに電源いれてみたら、Apple TVソフトウェアが6.2.1となり、2ファクタ認証に移行済みのApple IDでもホームシェアリングを使えるようになっていた。

具体的には、まず「ホームシェアリングを入にする」からパスワード入力をすると、以前同様にエラーとなるのだが、このとき2ファクタ認証デバイス(自分の場合はiPhone)に6桁コードが送られてくる。このとき、パスワードに続けてコードを入力せよ、と表示されていた。すかさずもう一度「ホームシェアリングを入にする」からパスワード+6桁コードを入力すると!見事ホームシェアリング成功。

まだよく検証してないけどひとまず自分は使えるようになったので、またしばらく第2世代でもホームシェアリングを楽しめそう。

Razer Deathadder

子供がクリスマスプレゼントに、ゲーミングマウスとしてRazerのマウスが欲しいと言っていたので、それに値段もそれほど高くないモデルだったので、あまり考えずに買ってあげた。

昨日箱を開けて大喜びしてたが、Mac(OS X El Capitan, version 10.11.6)に挿しても簡単につながらなくて、がっかりしてた。最終的に落とし所は見つかり、目的のMinecraftはできるようになったのだけど。

◇ ◇ ◇

フィット感などの使いやすさ、という面では評判がいいらしいが、運用面から自分はお勧めしない(少なくともMacには)。

一番の理由は専用のドライバを必要とするところだ。マウス、キーボードといった基本的なHIDがOSの基本ドライバで当たり前のように使えるようになってから久しいけど、それを受け入れないというのは1990年代のイケてないPC環境に逆戻りするようなものだ。起動してすぐにこれらのHIDが使えない苦痛は、経験したことのない人にはわからないかな。

Razerとしては商売上の囲い込みのためにSynapseというツールを用意してあるわけだけど、とは言っても所詮マウス。基本デバイスがネットワークに接続しないと使えないようでは面倒臭いことこのうえない。HIDとして繋いですぐ使える+さらにネットワークを使ってカスタマイズできる、という作りになってるならいいんだけどね。

さらにいただけないのはMacのドライバの出来が悪いらしく、マルチユーザーとかで使おうとするとOS丸ごとクラッシュ。子供がゲームするたびにクラッシュする、この品質は恥ずかしい。まだEl Capitanだからだましだまし使えてるけど、Sierraではもっとひどい状況みたいだ。


2016/12/24

次のApple TVがどうなるかな、とか

TVアプリが米国でリリースされたようだけど、今後AppleがApple TVをどうしようとしているのか気になるね。Siriを使って横断的にユーザーの観たいものを検索、提案していく、TVアプリという窓を作るのはApple TVのビジネスにおいて大きなマイルストーンだね。

このアプリをiOSにも同じように展開したのがちょっと気になった。ユーザーの利便性からするとiOSで使えると嬉しいのは当然なんだけど、TVアプリについてtvOSとiOSは共食い関係にならないと考えてるのか。

そうだとすれば、そろそろ4K以上のディスプレイに接続できるApple TVが登場するという前触れなのかな、と思った。今のところiOSはLightningケーブルでも、AirPlayでもそのままでは4K出力できないようにしてあるから、Apple TVで出力品質の差別化をすれば存在価値が出てくる。

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話はそれるけど、WindowsのARMネイティブ化を踏まえると、そろそろMac miniもARMでもいいんじゃないのかな。「Mac」というよりは、家庭内サーバーとしてのMac miniの役割をtvOSに引き取らせてもいいのでは、ということ。すでにHomeKitとかはその流れと思うけど、常時家庭内で動いてて欲しいものは全部tvOSに引き取らせたらいい気がする。

そのためには是非ともtvOSのインプットデバイスサポートを強化して欲しい。そうすればtvOSのアプリがもっと面白くなるはずだ。あんまりのんびりしてるとこの領域にAmazonやRhapsody Pi系の安いソリューションがポンと出てきて大きな領域をとることになるかもね。

他社製品との差別化、iOSとの差別化のためにも、tvOSにもう少し大きな役割を与えておいたほうが良いと思うな。

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家庭内で複数の人がApple TVを共有して使うことを考えると、ユーザー切り替えを簡便にする仕組みが絶対に必要だと思う。新しいMBPみたいにリモコンにTouch ID入れて指紋でアカウントを切り替えるのはいいかもね。iPhoneからのリモコンでも同じようにできるし。

誰かがゲーム中に席を立って、その間に他の人が前に見ていたビデオの続きを見たい、なんてシチュエーションはしょっちゅうあるはず。Macほどの大きなユーザーリソースやコンテキストがないとしても、ユーザースイッチはtvOSでもうまく表現してやるべきだ。

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AmazonのEchoみたいなものを目指すのか否か。

HomeKitをApple TVに取り込んだ以上、常時起動の音声検出はやってもおかしくない。家の中でiPhoneを持ってない時に、「ライトをつけて」というのは典型的なユースケースだろう。しかし機能性が高まるにつれ常時検出では、上で触れたユーザーコンテキストの問題や、場合によってはセキュリティ面でややこしいことになる可能性があるのではないだろうか。

AppleがSiriリモートにSiriボタンをつける前に、きっとApple TV本体にマイクをつけて常時検出する対案も検討したはず。しかしそうしなかったのは、単に技術的問題なのかもしれないが、「リモコンを持つ」という行為が操作権限を象徴する重要な行為として考えたからじゃないかなー、と思う。

Apple TV本体には常時検出用マイクをつけず、今まで通りSiriリモコンのSiriボタンによる発動が基本で、唯一iOSからのHey Siriでの手ぶら操作だけは受け付ける、あたりが当面の落としどころになるんじゃないかなー。


2016/12/21

iMacにTouch bar

いくつかTouch bar絡みの話が出てるね。

http://www.macrumors.com/2016/12/20/usb-c-imac-touch-bar-magic-keyboard/
http://www.macrumors.com/2016/12/20/duet-display-touch-bar/

iMacに適用するとき、どこにつけるつもりなのか、考えると楽しい。

新しくTouch barキーボードを作るなら、分散するためのフレームワークが欲しいね。ホスト側で絵を作ってキーボード側に飛ばして、タッチイベントを返してもらう枠組み。ちょっとしたリモートデスクトップみたいなものになるな。

でもiPhoneやiPadのアプリと連携してTouch barの代替として利用させる方が一般ユーザーには現実解なんだけどな。儲からないからAppleはやりたくかもしれないけど。

だって、Touch barはブラインドタッチするものではなく、見て操作するものだからキーボードに組み込まれている必要性ってそんなに高くない。キーボードじゃなくてMagic TrackPadに表示領域つけるんでもいいんじゃないの?と思う。

でもMagic TrackPadにつけるぐらいなら、iPhoneやiPadにTrackPad兼Touch barとして使えるようにするアプリ入れてキーボードの隣に置けばいいじゃない。iPhoneなら皆毎日充電してるから電池の持ちの話もそれほど問題にならない。電話も受けられるし。

それでいいんじゃない?

2016/12/07

MacBook Pro (Late 2016)

予定通り到着してしばらく経った。
新しいMBP 15inch、それもスペースグレーはチョーカッコいい。

が、正直なところ、まだあんまり使ってない。
結局古い17inchを使ってしまってる。その上足りちゃってる。

せっかく一点豪華で、GPUをRadeon Pro 460にしたんだけどな。
Metalで何か作らないとねー。

◇ ◇ ◇

(2016/12/28)
実はTouch barがいらなかったかも、と思い始めた。格好いいのだが、意図せず触ってしまってSiriが起動したりすることが多い。

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(2017/02/25)

Early 2011 17inchから比較して、良くなったこと。

(1)外部ディスプレイへの出力品質

何でかよくわからないけれど、古いLGのFull HDで見ても、明らかにLate 2016からの出力の方が綺麗。色が違う。17inchでは色々調整してもしゃっきり感がなかった。ずっとディスプレイ側の問題だと思って、そろそろ買い換えようと思っていたが、そうではなかったみたい。ま、でも4Kに買い換えたいけど。

(2)内蔵スピーカー

こんなに小さなスピーカーにしては良く鳴る。古いLGディスプレイの内蔵スピーカーよりも音がいい。ちょっと聞くぐらいなら、自分はこれで良いかなと。

(3)Touch ID

ログインが簡単になったのは良いね。精度はiPhone7と同じぐらいかちょっと悪いぐらい。iPad mini4よりはだいぶいい。

(4)Touch barでのスリープ

Touch barはイマイチ自分の体に合わなかったので、誤って触らないように、触っても問題ないようにボタンを外す設定をしている。唯一便利と思ったのはスリープの割り当て。外部ディスプレイをつないで使うことが多いので、結構明示的なスリープをさせたいことが多い。これがすぐにできるのは便利だね。

2016/11/24

MacBook Pro待ち遠しい〜

さっき上海からMacBook Pro出荷の連絡あり。ヤホーい。
最近はAmazonでなんでもすぐに届いちゃうから堪え性がなく、この焦らしは辛い笑。まだ持ってもないのにType Cのハブとか先に入手してしまった。外付けディスプレイもLGの5Kに手を出しちゃうか迷う。でも入力が1系統ってのは何とも心もとない。

ところで今後Touch barはMBP以外でどう言う扱いになっていくのか興味深い。MBPの差別化ポイントではあるけど、ソフト開発者の立場からすれば、一つ作る手間が増える訳で、MBPでしか使えないと言うのでは寂しい。Mac Proでは、iMacではどうしていくのだろう?新しいOLED付きワイヤレスキーボード(かMagic Trackpad)を作る?

いや、でも、SWの作りから、Touch barの画面は本体側で作らなければならないはず。アニメーションするイメージを無線で転送するのはイマイチな感じだし、そこを無理をしてやるとしても、ワイヤレスキーボード側に結構でかいバッテリーを付けないと、携帯と同じ程度に毎日充電が必要になる。どうするんだろうなぁ…。
  • 電池があんまり持たないOLED付きワイヤレスキーボードを作る。
  • OLED付き有線キーボードを作る。
  • Mac ProやiMacの本体側のどっかにTouch barつけちゃう。(ナイナイ…)
  • 諦めてMPB固有の機能とする。
次のiMacが出てくるのが楽しみだな。

(2017/06/06)

正解は「諦めてMPB固有の機能とする」でしたね。ははは!

2016/11/06

iCloud Numbers:結構いいんじゃない?

子供のテスト勉強の計画表を作ってあげようと思い、何で作ろうかあれこれみて、Numbersを使うことにしてみた。子供と共有することを考えると、13歳未満の子供でもIDを取れるApple IDは何かと便利だよね。

会社でExcelに慣れてしまっているが、それと同じものを期待するとダメ。同じものが必要な人はやめておいたほうが良いと思う。でも、Numbersもこれはこれでいいところがある。iCloudのβ版が我慢できる程度に使えることが分かったので、この週末どっぷりはまってみた。

普段使っているような主要関数は問題なく動作していた。表やグラフなどが自由に重ねて配置編集できるので、工夫次第で足りない機能を補うこともできる。例えば条件付き書式がないけど、フローティングの表を重ねて絵文字で状態表示を付与してみたりした。

ブラウザでの動作は思ったよりかなり安定している。初回読み込みなど時間がかかる時もあるけれど、操作は概ね快適。同期も問題なし。すごい時代だ。

◆ ◆ ◆

表の「ヘッダとフッタ」は割り切ったデザインで、これはこれで良いと思うのだけど、少しクセがあるので注意。ヘッダに割り当てた領域からグラフを起こそうとするとダメなので、一旦ヘッダを解除してからグラフを作って、再度ヘッダを元に戻す必要がある。

グラフは凝ったことを考えないほうがよさそう。2軸グラフは離れた領域のデータ列を合成できないっぽいので、おとなしくそれ用の表を用意してあげるのが良いみたい。

◆ ◆ ◆

Numbersの何がいいかって、割り切りと見た目かな。最小限の機能を組み合わせてやりたいことをできる範囲で実現する方向性は悪くないと思う。「よさそうな」機能を手当たり次第アプリケーションに継ぎ足していったのとは違う、(ちょっと違うけど)UNIX的な美意識があるように思う。

あんまり人気ないとは思うけど、このまま進化していって欲しいなと思った。