2年ぐらい悩んだかな。23インチのTNパネルのFull HDディスプレイモニターがひどくみすぼらしい色に見えてきたし、4kに乗り換えたいなというのもあり、安くなってきたREGZA 40M510Xを7.5万円ぐらいで購入。VAパネルだけど、40インチディスプレイとして結構いいね。
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座卓の上に置いて、だいたい50cmぐらいのところで見ている感じ。画面端の4辺はバックライトの当たりが悪いのか、ちょっと影がつく感じだけど、普通に使っている分には視野から外れているので気にならない。
40M510Xを買う前は32インチのIPSパネルを第一候補にしてたんだけど、結果的には40インチで正解だった気がする。フォントもデフォルトでちょうどいい感じだ。MacBook Pro (15-inch Late 2016)で使う場合、この「デフォルトでちょうどいい」ことが60Hzのリフレッシュレートを確保する上で大切だったようだ。
ブラウジングなどスクロールの多い作業では、いまさら30Hzのリフレッシュレートでは物足りなく、何としても60Hzで接続したい。そのためにはHDMI ver. 2.0以上の変換ケーブルで繋ぐ必要あるのはもちろんだけど(※1)、加えてMacのディスプレイ設定で解像度を「ディスプレイのデフォルト」にしてやる必要があるっぽい。「変更」でフォントサイズの拡大調整すると処理が増えるためか、60Hz出てないように見える。
折角4kディスプレイを買っても、ppiが高すぎてフォントサイズを拡大する必要があり、むしろ60Hzで使えないというのではなんともバランスが悪いと思う。(最新MBPなら大丈夫なのかもしれないけど?少なくともLate 2016ではダメっぽい)27インチあたりの4kにしなくてよかった。
※1:どうせならPD対応で全部盛りのハブタイプの変換を使いたいが、今現在HDMIの出力で60Hzをうたっているものはなかなか見つからない。変換ケーブルとして探すといくつか出てくるので、自分はCHOETECHのものを使っている。
以前はデスクトップを切り替えるスワイプジェスチャーをよく使っていたのだけど、4kで同じことをすると、MBP Late 2016の性能が足りずコマ落ちしている感じ。しかし、画面の作業領域が40インチに広がり、デスクトップを切り替えて使う必要性が下がったので大した問題にはならない。むしろ狭いデスクトップに複数のウィンドウをどう置くかという悩みが解消するメリットの方が大きい。
(2018/07/01) この症状は一時的だった可能性あり。OSアップデートなどした後、気づいたら以前より改善している模様。
それと、写真のような画像がいくつも入っている画面をスクロールすると気付きやすいのだけど、スクロールの最中にインターレースのような間引いたような表示に見える時がある。処理を減らすために本当に間引いてるのかな?これはすこーし気になる。
とはいえ、
40M510Xは前評判通り、この価格で買える40インチディスプレイ(+テレビ)としては十分満足できるものと思う。
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最後に、40M510XのせいでもMBPのせいでもないけど、
4kのソースの情報量が足りなくて、実力を出しきれない状況が多いのは残念。YouTubeの4k動画は綺麗なのもあるけど、データ圧縮のかかりやすいゆったりした海や川の水の動き等、高解像度の中に動きの違和感を感じる部分を見つけてしまうと、とても残念な気分になってしまう。
今後8kの話とかもあるわけだけど、動画については解像度を上げる前に情報量の問題を手当てしないとありがたみが薄まってしまいそうな気がする。コーデックの問題だけでなく、通信路、コンテンツを持つサーバー側のストレージの事情など、複数の手当が必要だろうから大変と思うけど、改善されることを期待したい。