最近、子供に家の鍵をまかせるようになって、戸締まりが心配になったので、監視用にJPT3815(他の名前で出てるところもあり)という安価なIP CameraをAmazonで立て続けに2台買ってみた。この機種はカメラをパンできるし、赤外線での夜間撮影もできる。ついでにWiFiも使えるので設置場所も自由が利く。安い割にはとても面白い製品だ。
2台買ってみたところ、微妙に仕様が異なっていた。背面のポートも違うし、焼かれているfirmwareも違った。一番気になる違いは、片方の個体は常時LEDが点滅していること。視野に入ってるとちょっと鬱陶しいかも。あと仕様上音声も流せることになっているけれど、今のところ成功していない。ボタンを押すとカメラの反応が著しく悪くなるので、何かデータを送受信している感じはあるのだけど。
我が家では、BuffaloのVPNサーバー機能つきのWiFiルーター(WZR-HP-G301NH)を使っていて、外出先のiPhoneからPPTPでVPN接続して「tenvis_2」というアプリ(これまたイマイチなのだが…)で操作、という使い方をしている。ただ、カメラの無線接続を実現するまでに少しハマったのでメモを残しておこうと思う。
◆ ◆ ◆
まず、基本の設定は有線でLANに繋いで行う。Macの専用ツールがあるらしいけど、試したときはTenvisのサイトのリンクが死んでいて入手できなかった。ただ、専用ツールがなくても多少知識があれば設定できるので問題ない。カメラをLANに接続した状態でルーターを見れば新しいMACアドレスが見えているはず。それに対してDHCPを手動設定して、使いやすい固定アドレスを割り当てるようにしておけばいい。あとはそのアドレスをWebブラウザで開いてやれば設定画面が見えるようになる。
設定画面までたどり着いたら、次は無線LANの設定を行う。「無線LANを使用」をチェックして、もろもろ入力すればいい。それ自体は大したことではないのだが、いざEtherケーブルを引っこ抜いても無線が認識されない、機能しない、という状態に悩まされた。いろいろやったところ、今のところ一番効き目のありそうなおまじないは、最後にルーターのリブートを行うこと。当方で試した無線接続までの設定手順を整理すると次のようになる。
- EtherケーブルでカメラをLANに接続、ルーターのDHCPを手動設定してカメラの有線側IPアドレスを固定させる
- 上で設定した有線側IPアドレスを使ってWebブラウザからカメラの無線LAN設定を行う
- カメラのEtherケーブルを抜くことで無線がアクティブになるので、再びルーターのDHCPを手動設定してカメラの無線側IPアドレスも固定させる
- カメラの起動が終わった状態で、ルーターを再起動させる
- Webブラウザあるいはtenvis_2から上で設定した無線側IPアドレスを開く
ただ、以前に長時間稼働させた後、カメラの反応がなくなったケースがあったので、たまにカメラもリブートした方が良いかも知れない。