NEXTSTEPからMacに乗り換えて以降、何度かマシンを乗り換えてきたけど「移行アシスタント.app」はMacの大きなメリットと思う。HDDが安価になって、残すデータを精査しなくても良くなってきたというのも大きな要因だけど、このツールによってマシンの乗り換えがとても容易になっているのは間違いない。
FireWireかEtherで接続するだけでユーザデータやシステムデータを一通りコピーしてくれるし、重複するアプリケーションがあれば、バージョンを比較して新しい方を残してくれるなど、単純なコピー以上のことをしてくれる。あまり複雑なことをしないユーザであれば、このツールを使えばほとんど考えることなくマシンの乗り換えができてしまう。
とはいえ、時には問題も起きる。これはある程度仕方ない。今回の新しいMBPではBluetoothのデバイス登録で少し問題があったのでメモを残しておこう。
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移行アシスタントで一通り転送した後、Apple Wireless KeyboardとMagic Mouseを代替のMBPに付け替えようとしたとき問題が起きた。新MBP側に既に以前接続確立したデバイスの記録もコピーされているが、これが壊れているらしくデバイスを認識できなかった。システム環境設定→Bluetoothの中から一旦デバイスを削除して再登録しようとしたが、削除すらできない状況だった。
少し見たところ、/Library/Preferences/com.apple.Bluetooth.plist の「DeviceCache」の中にデバイスのエントリがあることが分かった。このファイルに対する書き込み権限を与えた後、Property List EditorにてDeviceCacheの下の既存デバイスを削除。これによってPreferencesからBluetoothのデバイスを改めて登録できるようになった。