2011/11/22

iSafePad

いつのまにかAji Readerがサポート外になったのか、Macからパスワード付きPDFを転送できなくなっていた。ちょっとした秘密書類を携帯する方法を失ってしまい、色々探して回った。

以前インストールしていた1 Password Proは、ちょっと自分の運用にはあまりしっくりこなくて使ってないし、SecureSafeも入れてみたけど、これももう一つ勝手が悪い。

iSafePod Liteを試したところ、これはいい感じだ。iSafePodのパスコード+PDFのパスワードの二重保護で自分の用途には十分だし、単なるパスワード管理ツールより、ファイル管理ツールの方が色々と潰しがきく。iPhoneはLiteで十分だったので、iPadに有料版を導入することにした。安いし。しばらくこれでやってみよう。

[ iSafePad ]

2011/11/06

Thunderboltとプロシューマ

Mac Proが無くなりそうな噂が出ているけど、あり得る話かもなぁ。

最近はクラウドで受け持つ領域が増えつつあるので、何でもかんでもローカルのエンジンで処理する時代は終わりつつある。高速なインターネットを利用できるようになり、ローカルとリモートの処理の比重が変わってきている。重量級の処理のうち手元で処理するのは、ローカルのリソースでも十分メリットの出せるもの、あるいはローカルリソースでなければ実現できない類の物に絞られて行く傾向だ。

また、近年のプロセッサ進化の方向性は、マルチコア、ヘテロにあるし、AppleもGPGPUを押し進めてきている。少しずつ低レベルのレイヤでも計算の抽象化が進んできて、アーキテクチャに依存しにくい実行モデルが普及しつつある。ローカルの処理にしても、次第にメインCPUへの依存度が下がってくる。

メインCPUでないところの性能がプロシューマにとって重要であり、コンシューマにはその部分が必要以上のものであるなら、これを取り外し可能にしたい。そうすればコンシューマにはコストメリット、プロシューマには拡張性を提供できることになる。例えば、あらゆるタイプのユーザにとってのベースシステムとしてiMacが存在し、プロシューマにはThunderboltで接続された拡張エンジンを繋いでもらってMac Proの代わりにしてもらう話が出てきてもいい。(その拡張ボックスがMac Proの形をしてたら面白いけど…)

ついでにARM Macの噂も少し気になる。上にあるような外付け計算エンジンとしてARMのヘテロを使っても面白いかも。対して、MacBook AIrクラスのMacをARMに移行する噂もあるけど、Macのプロダクトラインを全部置き換えできる段階になるまではどうかな…。それまではiOSデバイスのカテゴリでできる限りのことをやって、ARMをiOSだけに留める方が分かりやすい気はする。

2011/11/04

スマーフビレッジ

本当、これ体と心に悪いわ。ここしばらく家族ぐるみでハマっており、食事中もチャイムがなれば気になってしまう。こんなの良くない、良くない。

さらに悪いのが、Game CenterでiPhone/iPadで並行して起動した時から保存されたデータの状態がおかしくなって、最新の状態を失い、二日分ぐらいのデータが飛んでしまい、発狂寸前。(どうやら、電源OFFして再起動したりすると困ったことになりやすいみたい)

そんなにイライラさせられるのに、止められず、ついつい面倒みてしまう。

ス、スマーフ、かわいい…。

2011/11/02

iCloud : まだあまり見えて来ないなぁ

今のところ、MobileMeから機能を削ぎ落してコンパクトに見えるiCloudだけど、これからどうなって行くのかな…。

フォトストリームは写真をデバイス間で共有するサービス。AirPlayなど、最近のAppleのアプライアンスに対するアプローチを考えると、直接WiFi付きカメラからiCloudにアップロードできるように持ちかけて行くかも知れない。いつかはEye-Fiから直接的にフォトストリームに送れるようになったりもするだろうか。ただ、MobileMe Galleryや他の写真共有サイトで提供されているような部分の機能が落ちてしまっているのが気になる。選択されたファイルだけを他者と共有するためのサブストリームみたいなものを作れたら便利だと思うのだけど。

iTunes in the Cloudも期待されている機能かも知れないけど、Flashメモリがある程度まで大きくなると、案外そんなに依存することはないのかも知れないな、と思う。著作権後進国の日本にいるせいで、そう感じるのかも知れないけれど!(ジョブスさんの伝記ぐらいiBooksで出してやれよ!と思うけどなぁ…)でも出先で音楽やビデオを細い回線で落としてまで再生する頻度はどの程度のものかなー?と考えると、やはりそんなには使わない気がする。

対して、Documents in the Cloudは今のところApple製品の幾つかをサポートするだけではあるけど、これから重要な仕掛けになって行くのかも。アプリケーションによるデータのカプセル化を押し進めることによって、緩やかにユーザを囲い込もうとしているのかも知れないな。全く不可能ということにはならないだろうけど、PCのようなファイル指向のデータ管理を遠ざけていく方向にあるのであれば、ユーザをiCloudに留める力にはなり得る。

総じてiCloudは重要な機能を満たしているように見えるんだけど、でもどこか物足りない感じはする。既存サービスと無駄に競うより、最低限でiOSデバイスの販売促進に効果のあるところに集中しているということなんだろうけど…。