2013モデルはイマイチ的なレビューも目にしていたのでどうかと思っていたが、使ってみるとやはりいくつか小さな問題点を目にした。WebServerが大幅に更新された等、良い部分もあるけれど、既知の問題を認識した上で購入するか判断するのが良いと思う。とは言え、PTZや現実的な解像度と価格のバランスなど考えると現時点でもJPT3815Wは有力な選択肢に違いないと思う。
初期IPアドレス
どうも以前のモデルと異なり、初期設定でDHCPを参照するようになっておらず、固定アドレスが設定されてしまっている模様。うちのLANではかえって具合が悪く、TenvisにあるIP Camera Toolというツールを使ってIPアドレスを正しく書き換えるか、DHCPを使うように設定変更してあげる必要があった。
デバイス名
「ネットワークセット」の「デバイス名」のところがうまく保存されない。名前を変更したい場合は「システム マネジメント」の「システム セッティング」から、一旦セッティングをエクスポートし、設定されたHostNameの部分を書き換え、再びエクスポートしてやれば大丈夫だった。名前に空白は含まない方が良いかも。
iOSアプリ
今まで使っていたtenvis_11では接続失敗するようになった。CamViewerならば大丈夫。しかし権限を「オペレーター」として設定するとPTZが使えない。本来は使えるはずなのだが…。
今のところ一番の問題は安定性。これは旧モデルも同じなので、2013に限った話なのか断定できない。調子良く繋がったり、急に繋がらなくなったり。電波の状態さえよければWiFiの繋がりやすさは旧モデルより上の気がするのだが、ちょっとでも電波が届きにくいとダメになりやすい感じ。あとこれは個体差と思われるけどEtherの調子と画像の色味が悪い。
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起動後1日程度経つとiPhoneのCamViewerから接続できなくなる現象について。ブラウザやCamViewerから繋がらなくなった場合でも、接続をリトライし続けると、目を覚ましたように接続可能な状態になることがあるようだ。反応があるまで辛抱強くリロードを試してみると良いかも知れない。それでもダメなら、ルーターのリブート。